2021.06.18
床発電システム~振動をエネルギーに変える、エコな発電
これまで私たちは、石油や石炭などの化石燃料を
主要なエネルギー源としてきました。
今のような便利な時代を作り上げることができたのは
化石燃料あってこそでもあります。
しかし、そういった化石燃料は、燃えるときに大量の二酸化炭素を排出し
地球温暖化や酸性雨など、環境に大きな影響をもたらしていることは
いまや世界的な社会問題となっています。
また、化石燃料は限りある資源。
採掘し続けると、いつか枯渇してしまうのも現実です。
こうした問題を解決するために
世界中では新しいエネルギーの開発が進められています。
風力、太陽光、バイオマスといった「自然エネルギー」が有力視されるなか
ここでは、日本初の新しい発電システム
「床発電」についてお話ししていきたいと思います。
床発電は、圧力や振動をかけると電気を発する「圧電素子」を床に敷き詰め
人が歩いたり飛んだりしたときのエネルギーを、電気に変換するというもの。
2006年に慶應義塾大学の教授が、JR東日本に共同研究を持ち掛け
東京駅に発電床を設置した実験から始まります。
オフィス街への通勤客の多い、東京丸の内北口の8通路のうち
6通路のSuicaゲートに発電床を設置。
すると、一人当たり0.07~0.1ワットの発電がおこなわれることが分かったそうです。
この発電量は、1日最大約10キロワット秒(100ワットの電球を100秒点灯する電力量)になり
床発電の有用性が改めて認識されたのち、
2010年には、サッカーJリーグのヴィっセル神戸のホームスタジアムに
床発電が初めて本格的に導入されています。
現在では、オランダのダンスフロアやナイトクラブでは
振動によって照明が光るように設置されたり
フランスでは、歩道の照明に利用されています。
歩行者が通ると、一人当たり最大50ワットの発電が可能で
LEDランプをつけることができるそうです。
ごく近い将来、身近なところで「床発電」をお目にかかる機会が来るかもしれません。
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